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子宮頸がんについて

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子宮頸がんとは?

「子宮頚がん」とは、子宮頸部(子宮の入口)にできるがんのことです。

子宮頸がんの原因

原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに持続的に感染することだと考えられています。ありふれたウイルスで一般的に性交渉で感染するとされており、多くの女性が一生に一度は感染すると言われます。
HPVに感染しても、通常は自分の免疫力で体外へ排除されます。しかし、自然に排除されず感染状態が長期間続いた場合、がんの前段階である異型細胞が増殖します。この状態が持続すると、子宮頸がんに進行するとされています。

いくつになったら検査を受ける?

子宮頸がんは20代後半から発症率が上がり始め、30代後半にピークを迎えます。それに対して日本では子宮頸がんの検査を受けている女性は、最新のデータでは42.1%であり、アメリカの84.5%に対して非常に低い数字に留まっています。(「OECD health data 2015」)
性交渉により感染するウイルス(HPV)を原因としているので、性交渉の経験があれば年齢にかかわらず早めに定期的な検査を受けることをお勧めします。

年齢階級別がん羅患率グラフ

子宮頸がんの症状

子宮頸がんの症状としては出血や痛みなどがありますが、子宮頸がんの初期や前段階の状態では自覚症状はほとんどありません。また、性交渉によってウイルスに感染しますので、パートナーが変わると新たな感染の可能性があります。そのため、検査結果の異常の有無にかかわらず、定期的に検査を受けることをお勧めします。
また、異常が見つかった場合には、医師の指示に従って適切なフォローアップを受けることで早期に対処することができます。

子宮頸がんの検査方法

診察台に上がっていただき、腟内にクスコという器具を挿入して肉眼的に子宮頸部の状態を見ます。できものはできていないか、赤くなっていたり、ただれたりしていないか、おりものの状態も確認します。
次に子宮の入口を専用のブラシで擦り、細胞を採取します。この細胞を検査して病変がないかを診断します。子宮の入口には痛点がないため痛みはほとんどありませんが、腟内に器具が入りますので、人によっては違和感や抵抗があるかもしれません。

子宮頸がんの治療方法

がんが早期の場合、子宮の入口を一部切り取る「円錐切除術」を行うことが一般的です。がんがある程度進行していた場合は、病変の程度によって、子宮全体を切除する単純子宮全的術、子宮と腟、基靭帯の一部を切除する準広汎子宮全的術、更にリンパ節を含んだ広範囲を切除する広汎子宮全的術など切除する範囲が変わってきます。
また、がんの性質や年齢、妊娠出産の予定などを考慮し、化学療法や放射線治療を組み合わせることもあります。治療方針は個々に医師と相談しながら決めていくことになります。
早期にがんを発見し、円錐切除術を行うことができた場合は、生理もこれまで通り残せますし、当然、妊娠、出産もすることができます。

「子宮頸がん」と「子宮体がん」の違いとは

■子宮頸がん

子宮の入り口にできる悪性の腫瘍(がん)で、1970年代までは日本女性のがん死亡原因の第2位を占めていました。
その後、子宮がん検診が始まり、子宮がんで亡くなるヒトは減少していました。
しかし、最近は若い方を中心に再び増加して、20~30歳代の日本女性に発生する悪性腫瘍の上位となりました。
現在、年間15,000名以上の方が子宮頸がんに罹患し、約3,500名が亡くなられています。

がんが発見される前の段階として、子宮頸部の組織にがんに進行する可能性がある細胞が増えていきます。(異形成)

通常、子宮頸がんは一定の時間をかけてゆっくりと増殖しますので、婦人科検診(子宮がん検診)を定期的に受診すれば、がんになる前の異形成の段階で見つけることが可能です。

■子宮体がん

子宮体がんは、その95%は子宮内膜から発生する事から、子宮内膜がんとも呼ばれます。
子宮体がんは40歳後半から増加し、50歳代から60歳代で最も患者数が多くなっています。
最近、しかし最近は日本女性の生活様式の変化にともない、日本の成人女性に増えてきているがんのひとつです。
子宮体がんは、同じ子宮にできる子宮頸がんとは全く性質の異なるがんです。
不正性器出血(とくに閉経後など)、無月経や排卵障害を伴う月経異常、出産経験のない方や、ホルモン療法、肥満、高血圧、糖尿病のある方はリスクが高いといわれています。診断は、子宮内膜の細胞診と組織診、超音波検査などで行いますが、不正性器出血を契機に発見されることがあり、少量でも不正出血があれば、すぐに受診されることをお勧めします。

子宮頸がんのステージごとの症状と治療法

子宮頸がんの治療は「手術療法、放射線療法、化学療法(抗がん剤)」の3つを単独、もしくは組み合わせて行います。
病気の進行期(ステージ)はもちろんですが、ご年齢や治療後の妊娠希望の有無といった様々な事情も考慮して、担当医と十分に話し合って最適な治療法を選択することが大切です。

■がんになる前(高度異形成)・上皮内がん・微小浸潤がん(進行期1A1期)の治療

出産の希望のある方は子宮を残す治療として、子宮の入り口付近のみを部分的に切除する手術を行います。
この治療では将来お子さんを生むことが可能ですが、円錐切除により子宮頸部が短くなってしまい、治療後に妊娠した場合に早産する率が高くなったり、妊娠しにくくなる可能性などがあります。
がんになる前の異形成の場合はレーザーなどで病変部を焼くだけの治療法もあります。

一方で、出産希望のない方には、子宮のみの摘出(単純子宮全摘術)という選択肢もあります。

■進行期1A2期から2B期の治療

進行期1A2期から2B期とは、がんが目に見える程度の塊となり子宮頸部に留まっているか、子宮周辺の組織に少し広がっている状態です。
手術を選択する場合、広汎子宮全摘術とよばれる子宮頸がんの根治手術を行います。
これは子宮に加えて腟の一部、卵巣、子宮周辺の組織やリンパ節を広範囲に摘出しますので、出産が出来なくなってしまいます。
将来妊娠できるようにしたいという希望が強い場合は、可能であれば子宮頸部とその周囲のみを広範囲に切除して子宮体部を温存する手術を行うことができる場合があります。

一方、手術を選択しない場合は、放射線または抗がん剤の点滴を併用した同時化学放射線療法という選択肢があります。

また手術をした患者さんにおいても、再発のリスクが高いと判断されるケースでは、術後に放射線治療または化学療法あるいはその併用治療を追加することがあります。

■進行期3期・4期の治療、再発時の治療

がんが子宮を越えて骨盤内や腟に広範囲に広がったり、膀胱や直腸に進展していたり、あるいは肺や肝臓など遠くの臓器に転移していたりする場合は、手術ではなく同時化学放射線療法または放射線や抗がん剤それぞれの単独治療を行います。
痛みや出血といった身体的な負担が大きいため、全身状態を勘案して治療方針を立てます。

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