乳房のしくみ
乳房は出産時に乳汁を分泌する役割を持つ皮膚の付属器官です。
ここでは乳房がどのような構造になっていて、どのようにして乳がんできるのか説明していきます。
乳房は、大きくわけて乳腺と脂肪から成り立っています。
乳腺は乳汁を分泌する大事な器官でそのまわりを脂肪が包んで保護しています。授乳期には(ぶどうの房のような)小葉で乳汁をつくり、乳汁は乳腺を通り乳管洞へ溜まります。乳管洞へ溜まった乳汁は、乳児によって外部から圧力をかけられる事により乳頭から出てくる仕組みとなっています。
実はほとんどの乳がんが発生するのもこの乳腺からなのです。
乳がんのほとんどは、乳腺内の枝分れした細い乳管上皮に発生します。また、乳管の末端であり小葉の一部である終末乳管や乳頭乳管開口部の上皮からも発生します。
乳管に発生したものを『乳管癌』、小葉に発生したものを『小葉癌』、乳頭開口部付近に発生したものを『パジェット(Paget)病』と呼びます。
また、初期の乳がんは乳管内にあります。乳管内のみにとどまっている乳がんを「非浸潤癌」といい、乳管をやぶって乳管内に浸潤している乳がんを「浸潤癌」といいます。
乳房は下図のように大きく5つの部位に分けることができます。
それぞれの区分における乳癌の発生率は下記の通りです。
A:内上領域(がん発生率は20%)
B:内下領域(がん発生率は5%)
C:外上領域(がん発生率は50%)
D:外下領域(がん発生率10%)
E:乳輪下領域(がん発生率は5%)
上述したとおり、乳がんは上部だけで70%を占めています。
乳がんが発生した場合に一番転移しやすい部位がリンパ節で、その中でもワキのリンパ節へ転移する可能性が高いです。
年に1度の定期的な検診も大切ですが、乳がんをいち早く発見するためには、乳房にあらわれるちょっとした変化を見逃さないことが必要です。月経が終わってから1週間後くらいを目安に、月に1回の自己検診を習慣にしましょう。閉経後の方は、毎月日にちを決めて続けていきましょう。
現在のところ、決定的な予防法はありません。年1回の乳がん検診を受診して早期に癌を発見することが大切です。早く発見すれば、怖いものではありません。
イーク丸の内・表参道では、特別な理由がない限り35歳未満の方には超音波検査を推奨します。35歳以上の方にはマンモグラフィ検査と超音波検査の併用をお勧めします。
乳がんのリスクが高い方の特徴をご紹介します。ご心配な点がありましたら、医師・スタッフにお気軽にご相談ください。
まずは年1回の定期的な乳がん検診が必要ですが、やはり乳がんをいち早く発見するためには、自己検診により乳房にあらわれるちょっとした変化に気が付くきっかけを作ることが大切です。
乳がんは他の癌と同じく、早期発見がとても大切な病気です。早期発見により治癒の可能性が高まる、治療の選択肢が広がることに加え、治療後の生活の質によい影響があります。
ピンクリボンとは、アメリカで生まれた乳がんの早期発見を願うシンボルマークです。
乳がん検査には、代表的な検査としてマンモグラフィ検査と乳腺超音波(エコー)検査があります。それぞれの特徴と選び方をご紹介します。
ここ数年、日本での乳がん検診の受診率は向上していますが、欧米と比較するとまだ高いとは言えない状況です。
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