よく頂くご質問
2023/03/22
一般に「しこり」と呼んでいるものを私たちは、「腫瘤」と「硬結」に分けて表現しています。「腫瘤」は指で触ったときにしこりの形がハッキリとわかるもの、「硬結」は周囲とは何か違って触れるがどこからどこまでとハッキリとはわからないものとお考えになって差支えありません。乳がんはどちらの触れ方もいたしますし、柔らかいものから硬いものまで様々です。したがって、指で触っただけで乳がんであるとかないとかの判断はよほど特徴的なものでないかぎりできません。また、痛いがんもあれば痛くないがんもあります。
乳がんは自覚症状が無いというのは迷信です。90%近くの乳がんの患者様に自覚症状があります。乳房にできるしこりの殆どは良性のものです。そのことの証明のために、マンモグラフィ(乳房専用レントゲン検査)やエコー検査などをします。さらに検査が必要であれば、MRI検査を行い、細い針を刺してしこりのごく一部を採取して顕微鏡で調べることもあります。この場合も、多くは良性です。また、万が一乳癌であったとしても、腫瘤径が2cm大までの大きさであれば、きちんと治療すれば90%近くは治ります。
乳腺疾患の一般的な画像診断方法は、マンモグラフィ(乳房専用X線装置)とエコー検査です。画像診断で私達が注意する主な乳癌の兆候は、腫瘤像(しこり)と微細石灰化像(1mmの十分の一以下の大きさのカルシウムのかたまりでマンモグラフィでは白い粒々に見えます)です。エコー検査は、触診では決して発見できないような5mmの大きさの腫瘤像(しこり)でも発見可能であり、一方淡いごく初期の石灰化像はマンモグラフィでしか見えないものが多いので、各々の特徴を考慮して両方を併用した検査が最も理想的です。
乳腺専門医のいる施設で、マンモグラフィ(乳房専用X線装置)やエコー検査までは受けておかれることをお勧めします。
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