暮らしと健康

小さな「楽しみ」を重ねることで、
心もからだも、健やかに

2026.09.03最終更新

監修医
イーク渋谷
婦人科 各務 真紀

日々の業務では健康を支える立場にあるイークのみなさんは、自分自身の健康管理をどうされているのでしょうか?
今回は、イーク渋谷の婦人科で、婦人科検診のほか、婦人科外来の診察や検査を担当する各務先生の「健康観」に迫ります。産婦人科領域でのメンタルケアにも携わってきた先生が見つめる「健やかな暮らし」とは?

自分が「楽しい」と思える時間を大切に


―先生はイーク渋谷の常勤医をはじめ、当院以外のクリニックでの婦人科外来や、大学構内の婦人科相談室の担当医も務めています。お忙しい日々の中で、ご自身の健康のために気にかけていることはありますか?

実は、健康のためにストイックに頑張るということができないタイプで(笑)。食事の栄養バランスや運動はあまり意識できていないのですが、「心の健康」という意味では、自分が楽しいと思える時間を持つということを大切にしています。

自然の中で過ごすのが好きなので、友人とハイキングをしたり、海辺でバーベキューをしたり。可能な限りそうした時間をつくるようにしています。

最近始めたのは「和太鼓」と「暗闇エクササイズ」。週末しか通えていませんが、どちらもすごく楽しいですよ。


―暗闇エクササイズ、はじめて聞きました。和太鼓もハードだと思うのですが、体を動かすのが好きなのですね。

広く浅く、いろいろなことに手をつけたくなるんですよね。健康法というわけではありませんが、「楽しむ時間を持つ」という点では音楽ライブも好きでよく行きます。

東京ドームのような大きな会場で洋楽バンドのライブを楽しむこともあれば、オールスタンディングの小さなライブハウスに行くことも。今年は夫婦ではじめてフジロックにも参加しました。


―先生の意外な一面にびっくりです!「楽しむこと」を見つけるのが上手なのですね。

じっとしてるのが好きではない、というのもあるかもしれません。時間があれば美術館や映画館にも行きますし、アクティブな方だと思います。

「できないこと」ではなく、「今できていること」に目を向けて


―多くの女性の「心身の健康」を支えてきた先生が考える「健やかな暮らし」とは、どのようなものでしょうか?

これまでの経験を通して感じるのは、自分に厳しかったり、真面目な方ほど、深く落ち込んでしまうことがあるということです。

認知行動療法でよく用いられる例えに「コップに入った半分の水」というのがあります。「半分もある」と捉えるか「半分しかない」と捉えるかで、気分や感情は大きく変わりますよね。

物事をどう捉えるかは、とても大切です。「あれもこれもできない…」と考えるのではなく、「今できていること」に目を向けて、身近にある小さな幸せを上手に見つけて満足する。こうしたことができるようになると、毎日をより楽しく、満たされた気持ちで過ごすことができると思うのです。

メンタルケアの外来をしていた時、「先生に〝十分がんばっている〟〝大丈夫〟という言葉をかけてもらうために来ているんです」とお話ししてくれた方がいましたが、そうしたことを、〝自分で自分に向けて〟言ってあげられたらいいですよね。そうした心持ちでいることが精神面だけでなく身体の健康にもつながっていくのだと思います。

監修医
イーク渋谷
婦人科 各務 真紀