暮らしと健康

自身の健康を過信せず、〝今の状態〟を正しく理解し、向き合うために

2026.07.27最終更新

話し手
イーク紀尾井町
院長/内科 岡田 牧

日々の業務では健康を支える立場にあるイークのみなさんは、自分自身の健康管理をどうされているのでしょうか?
今回は、イーク紀尾井町の院長として、内科診察や結果説明、検査、診断まで担う岡田先生の「健康観」に迫ります。健康のための習慣、そして自身が病気になった経験から受診者のみなさまに伝えたいこととは?

体力に自信があったところから、突然の病気に


―先生が自身の健康のために気をつけていることはありますか?

私はもともと体力がある方で、身体が丈夫なんですよね。学生時代にバスケットボール部だったり、山登りをしていたことも影響しているかもしれませんが、今は特に何か運動を頑張っているということもないんです。
ただ、毎朝4時台に起きて子どもたちのお弁当をつくっていた頃から「早寝早起き」は習慣になっています。今は子どもたちも社会人になり、流石に4時台の起床はなくなったのですが、引き続き自分のお弁当づくりは毎朝しています。夜に関してもお酒が一切飲めないので、夜更かしするということがないんですよね。

食べることも大好きなので三食きちんと摂るようにしています。栄養指導などでも朝ごはんは抜かないようにいわれることが多いと思いますが、これは「朝ごはんを食べたい」と思えるようにすることが大事なんですよね。晩ごはんを軽く済ませたり、夜中までダラダラ食べたりしない。そうすることで、お腹が空いて目が覚めるくらいがちょうどよいと思っています。


―そうした食生活も、丈夫な身体につながっていそうですね。

そうかもしれません。とはいえ、実は数年前に病気になり、緊急入院をしたことがあるんです。病気になる前に、趣味で習っている声楽で国際音楽祭に参加することが決まっていたのですが、それがかなわず本当につらかったです。
ただ今年、また国際音楽祭で歌える機会をいただいて。2曲で2時間ほど歌う予定で、今も声楽教室で週1~2回練習を続けています。


―2時間も!すごいですね…歌も昔から続けられているのでしょうか?

高校の音楽の先生に歌を褒められて、いい気になったんですよね(笑)。それからずっと歌うことは好きで、大人になってからも、妊娠やコロナの影響で途切れた期間がありつつも、声楽教室に通っています。

一人でも多くの方に、健康や病気、検査についての正しい知識を


―病気をきっかけに「健康観が変わった」というようなことはありましたか?

「私は健康だから」と過信しすぎず、病気になった場合にも素直に「ここが悪かったんだ」と認めることがすごく大事だなと思いました。
自分は大丈夫と思っていても、実際は何があるかわからない。だからこそ一人でも多くの方に健康や病気への正しい知識を身につけて欲しいという思いがあります。

先日も企業向けセミナーで、日頃の健診業務の中でぜひお伝えしたいと思っていたことについてお話しする機会をいただきました。
日本人の死因として多い「がん」について、どのような種類があり、どんな検査方法で早期発見につなげるかの説明をし、その後、生活習慣病について対策含めてお伝えしました。
特にイーク紀尾井町は男性の受診者もいらっしゃる影響もあり、他のイークと比較して「脂肪肝」の診断がでる受診者さまが多いんです。日本では近年、脂肪肝が原因の肝臓がんが増えていることもあり、その原因や生活習慣改善の必要性をお伝えしました。
もちろん日々の健診においても、検査内容や結果について、できる限り丁寧に分かりやすくご説明することを大切にしています。


これからも、受診者お一人おひとりが、ご自身の今の健康状態を正しく理解し、次の行動へつなげていただけるように。日々の診察や検査、セミナーを通してサポートしていけたらと思います。

話し手
イーク紀尾井町
院長/内科 岡田 牧