検査について

乳腺超音波(エコー)検査って何?

2025.09.11最終更新

監修医
イーク丸の内
乳腺外科 中村 茉美花

イークでは35歳未満の方に推奨している「乳腺超音波(エコー)検査」。実際に「エコー検査」とはどのような検査で、何が分かるのでしょうか?基本的な内容をご説明しつつ、「こんな場合、検査を受けていいの?」という疑問にもお答えします。

どんな検査?

超音波検査は、腫瘤(しこり)を写し出すことに特に優れており、乳房に超音波をあてて、跳ね返ってくる音波を画像化して診断します。乳腺の発達は個人差がありますので、両乳房の検査を行い左右を比較して検査します。
検査の際はベッドに横になっていただき、乳房の上から超音波(エコー)をあてて映るしこりが、良性か悪性かを詳しくみます。
超音波検査自体に痛みを伴うことは一切なく、放射線被爆の心配もありません。しこりの形、しこりの周りの状態(周辺)などが、不規則ではないか、などをたしかめます。

検査装置について

イークでは、より多くの超音波画像を得られる東芝社製のAplioというフルデジタル汎用超音波診断装置を使っています。

検査でわかることは?

触診では決して発見できないような5mmの大きさの腫瘤像(しこり)から写しだせるので、乳がんのリスクの早期発見につながります。

乳房超音波検査では写真のようにはっきりと腫瘤像を写しだす事ができます。
ほかに乳管拡張や乳腺斑状像の変化・構築や厚みの変化などを確認します。

腫瘤(しこり)に関しては、マンモグラフィよりも得られる情報は多いので、もしもはっきりとした腫瘤(しこり)がある場合には、必ず超音波検査を受けましょう。また、若年層の乳腺は発達しているためマンモグラフィでは全体的に白く写ることが多いので、35歳未満の方の乳がん検診には特に有効です。

こんな場合、検査を受けてもいい?

授乳中や、妊娠または妊娠の可能性がある方

授乳中や妊娠中の方でも受けられます。乳腺超音波検査は、マンモグラフィのようにエックス線を使用したり、強く押さえつける検査ではなく、乳房の上からプローブと呼ばれる検査器具を優しく当てて乳房内部をみるものです。

エコー検査が含まれたプランは?

以下のコースに、マンモグラフィ検査が含まれています。いずれのコースも乳腺超音波検査との併用で、より正確な診断を目指します。

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