2019/01/03
乳頭から血液を伴った分泌液が出る原因には乳管の中に腫瘍ができたためということもあります。
その場合には腫瘍からの出血が乳頭の乳管の口を通って出てくるのです。その原因をつきとめるには通常のマンモグラフィ(乳房専用X線装置)やエコー検査の他に乳管造影、乳管内視鏡、MRIなどの画像検査や細胞、組織検査などを行います。病変が極めて小さいことが多いのと良性と悪性の鑑別が困難でこれだけの検査を行っています。
さらに、良性であれば内視鏡で摘出し治療することも可能です。とくに乳管造影と内視鏡は行っておきたい検査ですね。乳管内の病変は、もし、癌であっても極めて早期の状態で生命には係わりません。また、良性であれば乳管内乳頭腫と言って、外科的に切除するよりも経過を観察したほうがよいでしょう。乳管内乳頭腫ならば、乳管内視鏡で観察しながら取り除くことができます。
成功すれば、手術の傷はつかず、分泌も止まります。もし、万が一でも乳管内の癌であれば、理論上は転移(他の臓器への)の危険は少ないと思います。
乳管内病変は診断が難しいので、かならず乳腺専門の施設で検査を受けてください。
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